昨年10月の台風19号による増水でサケを捕獲する、やな場が壊れるなどの被害が出た福島県楢葉町の木戸川で17日、今シーズン初めて稚魚の放流が行われた。木戸川は2011年の東日本大震災の前は、多い年で10万匹超の水揚げがあり、河川でのサケ漁獲量が本州で有数だった。
木戸川漁協によると、毎年1200万~1500万匹の稚魚を放流していたが、遡上するサケの減少で、今季育てた稚魚は約10万匹。サケで満ちた川を取り戻す同漁協の挑戦が続く。
17日は、漁協関係者や楢葉町長らが約千匹を放流した。同漁協の松本秀夫組合長は「4年後に戻ってきてくれるよう願いを込めた」と話した。
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